妙圓寺あれこれ

妙圓寺の縁起

 

日蓮宗妙圓寺は「教徳山」と号し、卯辰山寺院群の北側の一角に位置します。

開山は天正14年(1586)法性院日相上人の創建です。

これは、歴史上まれにみる巨大地震であった天正地震が起きた年に当たります。

当寺は守護神として開運の神・九曜星を祀っており、明治時代に繁栄を極めました。

また、藩校の明倫堂で書を講じた河野四郎右衛門の墓が今に残ります。

ごあいさつ

 

合掌  皆さまこんにちは。当HPにお立ち寄りくださいまして有難うございます。妙圓寺第32世住職 吉田知弘です。

さて、お寺とはどういう場所でしょうか。葬儀やご法事などご先祖さまを供養する場所。お墓のある場所。〇〇教室。お菓子をもらえる場所など色々ありますが、全てがお寺に必要な場所であり、「生きる」ことを学ぶための場所です。お釈迦さまは今を生きる私たちに「生き方」を教えて下さいました。お釈迦さまの教えは底知れませんが、色々学び気づき、皆さまの普段の生活が安穏に近づけば幸いと存じます。


九 曜 星

木火土金水の五惑星に太陽(日)と月にを合わせたものが七曜。

七曜にインド天文学の白道と黄道の交点の星である羅喉星と計都星を合わせたものが九曜星です。

それぞれの星に運気が定められており、数え年でその年の吉凶を判じます。

 

開運の神さまであることから、現在でも信者さんがお経をあげに来られます。その信者さん方とのお話でたまに確認するように出てくる話が、「私たちは神仏にすがり頼ってしまうのではなく、神仏が教えてくださっていることを心の柱としないとね。」というものです。

その年の運気が大凶であっても、示された注意をよく心に留めおき、背筋をのばして生きるべし。たとえ大吉であっても、それにかまけてしまえば結果も下る。そういう時こそ心して過ごすべし。ということでしょうか。運気の吉凶いずれにしろ、胸を張っていられるような生き方を心掛けたいものです。